
赤ちゃんの頭のヘルメット治療において、どのようなヘルメットを使用するかは、治療の継続性と効果に大きな影響を与えます。
当院では、お子さまへの身体的負担を最小限に抑えつつ、確実な治療効果を引き出すために、純日本製の頭蓋形状矯正ヘルメット「クルムフィット」を採用しております。 今回は、医療機関の視点から、クルムフィットついて詳しく解説いたします。
QurumFit(クルムフィット)
の特徴

POINT 1
頭や首に負担をかけず安心して
装着できる「国内最軽量級」の設計
ヘルメット治療は、頭の成長が著しい生後3〜8ヶ月頃に開始することが推奨されます。
しかし、首がすわりきっていない時期の赤ちゃんにとって、重いヘルメットは首や体への過度な負担となり得ます。クルムフィットの重量は約100〜160g(シェル本体に10mmクッション装着時)と非常に軽量であり、一般的なスマートフォンと同等です。早期の月齢のお子さまでも安全に治療を開始しやすいという大きなメリットがあります。

POINT 2
赤ちゃんの皮膚トラブルを防ぐ「通気性」
ヘルメットは1日20〜23時間の装着が必要となるため、汗疹(あせも)や皮膚炎などの皮膚トラブルが課題となります。クルムフィットは高温多湿な日本の気候に合わせて開発されており、シェル(外殻)全体に配置された通気孔によって蒸れを軽減します。
通気性の良い独自開発のインナークッションにより季節を問わず快適なヘルメット治療を提供します。
また、通気性を高めるために多くの通気孔を設けながらも、各種強度試験の基準をクリアし、十分な強度を実現しています。通気性と強度を高いレベルで両立していることも、クルムフィットの特長です。
クルムフィットのインナークッションについてはこちらで詳しく解説しています。

POINT 3
両開き設計で、
頭をやさしく包み込む
クルムフィットはヘルメットシェルが両開き構造になっているため、適度に緩めることが可能です。
片開き構造のように頭を不用意に締め付ける心配がなく、成長に合わせて赤ちゃんの頭へやさしくフィットします。

POINT 4
衛生面で安心できる
「丸洗いOK」
ヘルメット本体はもちろんのこと、インナークッションの水洗いも可能です。
スペアもお渡ししますので、常に清潔な状態のクッションをご使用いただけます。クッションを乾かす際には日陰で風通しがいい場所にしましょう。
クルムフィットのインナークッションについてはこちらで詳しく解説しています。

POINT 5
3Dスキャンデータに基づく
「完全オーダーメイド」設計
当院では、国内に5台*しかない3Dスキャナーを用いてお子さまの頭の形を計測します。その精密なデータをもとに、3Dプリンターで一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドのヘルメットを作製します。
出っ張っている部分の成長を待機させ、平らな部分に適切なスペースを設けることで、赤ちゃんの自然な頭蓋骨の成長を利用して理想的な形へと導きます。
※スキャン画像は保護者にご了承いただき掲載しております。
*2026年6月現在

POINT 6
サイズアウトによる
「ヘルメットの再作成は無料」
赤ちゃんの成長によってヘルメットのサイズが万が一合わなくなった場合も、医師の判断の下、必要に応じて無償で再作成を行える体制を整えています。治療に進まれた方のうち、17%の方が2個目作成に進んでいます。(約7人に1人)
ヘルメット再作成ついてはこちらで詳しく解説しています。
*2026年3月データより

POINT 7
当院の小児専門医が
開発に参画した
「医療機器」としての信頼性
クルムフィットは、日本の小児医療の最前線で活躍する専門医(日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とした医師陣)が共同開発したヘルメットです。 厚生労働省から「頭蓋形状矯正ヘルメット」として医療機器の承認(承認番号:30500BZX0025600)を受けており、確かな安全性と有効性が担保されています。


「作って終わり」では
ありません!

ヘルメット治療は「作って終わり」ではありません。 一番重要なのは専門医による定期的な診察と調整であり、定期的な診察が治療効果の最大化につながります。当院では月に1回程度の定期診察を行い、医師が必ず頭の成長具合と治療経過を確認します。
クルムフィットには厚みの異なるクッションが用意されており、医師の直接の指示の下、成長に合わせてミリ単位でクッションを貼り換えます。常に適切な矯正空間を維持することが重要です。
また、お子さまの成長に伴いヘルメットがサイズアウトしてしまった場合は、医師の判断の下、2つ目のヘルメットを無料で作成する体制も整っています。
ママ・パパがご納得いただく形での卒業を目指し、治療を進めてまいります。

最後に、当院の理事長小室先生からのメッセージをご紹介します。
小室理事長からのメッセージ


小室広昭 医師(理事長)
1984年東京大学医学部医学科卒業。東京大学小児外科学教室入局。東大病院、日本赤十字社医療センター 、埼玉県立小児医療センター、St.Jude小児病院留学などを経て、1997年より自治医科大学講師。2000年より筑波大学講師および准教授。2011年より東京大学小児外科准教授。2013年より上尾中央総合病院小児外科科長。現在、埼玉医科大学客員教授、2022年より0歳からの頭のかたちクリニック理事長。ベストドクターin Japan (2016年より)。
メッセージ
赤ちゃんの頭のかたちは、一人ひとり異なります。そのためヘルメット治療において大切なのは、単にヘルメットを装着することではなく、お子さまの成長に合わせて適正に評価し、調整を重ねながら治療を進めていくことです。
当院では、頭のかたちの改善効果はもちろんのこと、赤ちゃんの快適性や安全性、ご家族の負担軽減も大変重視しています。クルムフィットは、こうした観点から当院が採用したヘルメットであり、多くのお子さまの治療を支えてきました。
頭のかたちでお悩みの方の中には、「治療が必要なのかわからない」「まずは相談だけしてみたい」とお考えの方も少なくありません。
当院では、ヘルメット治療の適応だけでなく、頭蓋縫合早期癒合症などの病気の可能性についても専門医が診察いたします。気になることがございましたら、お一人で悩まずお気軽にご相談ください。
まとめ

ママ・パパへのメッセージをいただきました。お子さまのヘルメット治療を検討されているママ・パパはぜひ参考にしていただき、ご納得のいくヘルメット治療を進めていただければと思います。
いつでもお気軽に「0歳からの頭のかたちクリニック」にご相談ください。











