
ヘルメットを開始したお母さん方から伺う悩み事、頭振りブンブンについてです。
不思議なことに、この時期は生後4〜6か月付近に集中しています。10か月を越えてもずっと頭振りが激しいという子にはあまり遭遇しないのです。
イメージしてみてください。大人が手足を縛られた状態で、言葉も封じられています。どういう行動をとるか。頭をブンブン振ります。外してくれー!!というイメージです。
赤ちゃんは言いたいことがたくさんあります。でもまだ言葉を上手に使いこなせません。5〜6か月までは手足は自由に動かせるように見えて、まだ思い通りの場所に移動して物を器用に扱うことは出来ません。粗大な動きの中で生活をしています。似た状況ですね。

思い通りに赤ちゃんが寝てくれず、頭振りでヘルメットが脱げあがってしまう事はよくある事です。でも、そう言われてもつらいですよね。日本小児科学会からは泣き続けてしまう子への対応として、アメリカの小児学会からの引用で下記を提案しています。
ここに挙げた全てのことをやってあげても、赤ちゃんが泣き続けるときは、もう一度最初からやり直してみましょう。たいていの赤ちゃんは泣き疲れて、眠ってしまいます。
実生活での実践はなかなか苦しいですよね。このような時の学会からの一番の注意喚起としては、効果が無くても自制心を失わない様に、落ち着き、決して揺さぶったり、暴力的になってはいけないということです。
赤ちゃんは何か訴えがあって、泣いたり頭を振ったり、足をバタバタしたりして表現をしています。親御さんが、しんどいなあと思うとき、発想を転換するのはどうでしょうか。
寝ぐずりやお腹が空いたなどの表現に頭振りが起きる事。これは自然な流れではないかと思います。それが、いろんなことが出来るようなって、自分で表現したり行動できるようになって、初めて頭振りの時期を卒業していきます。素敵な成長ですね。
子どものグズグズや癇癪に子育てで悩んだとき、多くは表現方法が少ないために起きているように思います。これは中学生くらいまで、色々な形で出てきますね。語彙力がついて、行動力がついて、一つ一つ自分で決めて動けるようになるまでは、やっぱりパパやママの力添えは欠かせません。いくつになっても、成長過程だなあとちょっと遠目に見守るのも成長を促すには効果的です。
その時、ヘルメットが短時間脱げたって良いのです。寝落ちてから抱っこして被せて、一緒に横になったり、胸の上でトントンしながら一緒に寝落ちしても良いのです。成長を見守りながら、一緒に頑張ったよという経験が、必ず将来親にも子にも花を咲かせます。
子育てを頑張っている親御さんへのエールになれば嬉しいです。
以上で今回のブログを締めたいと思います。
