
東京日本橋医院で勤務している林朋子です。東京では、今年は 3 月下旬に桜が開花して1週間ほど経過し、満開を迎えています。
桜の開花時期は平年よりも早くなってきており、4 月でも、夏かと思うほど日差しが強い日もありますよね。0歳からの頭のかたちクリニックでも、患者さんご家族からヘルメット治療中のお子さんの汗対策について相談されることが増えてきました。
赤ちゃんは日常的に大人より汗をかきやすく、赤ちゃんと大人の汗について研究した大分こども病院の調査では、大人が腋窩に汗をかくのに対して、赤ちゃんは額、頭、首、背中やお尻といった体幹により多いと報告しています。
汗をかいて体温調整するのに、赤ちゃんの頭は大事な役割を担っています。ヘルメットによって熱がこもって体温が上がってしまったり、頭にかいた汗をクッションが吸って逆に体温が下がってしまったりする場合があるかもしれません。
汗をかいている様子があれば、ヘルメットを脱いで一度クールダウン!衣服を交換して頭を拭いてあげて、あまりにぐっしょり汗をかいていればシャワーを浴びてすっきりしましょう。衣服はきもち薄めのものを着せてあげましょう。室内では肌着だけでも良いかもしれません。ヘルメットのクッションが汗で濡れてしまった場合はスペアのクッションに張り替えて、濡れたクッションは洗ってください。クッションは、水洗いでも赤ちゃん用のボディーソープでも洗うこともできます。

前述した研究では、赤ちゃんは夏以外の季節であっても、特に就寝中に汗をかきやすいそうです。寒い時期や、夏でもエアコンが効いている部屋では、風邪をひかないようについ布団を厚めにかぶせたくなりますが、赤ちゃんが寝入った後、布団に手を入れて手足やお腹のぽかぽか感をチェックしてみて布団を調整してみてください。
また、子育てをする母としての実体験になりますが、赤ちゃんはミルクと母乳、どちらの授乳中でも多く汗をかく印象があります。ミルクや母乳自体が温かいこと、赤ちゃんが一生懸命お乳や乳首を吸うのにエネルギーが必要なこと、授乳する大人とぴったり密着する
ことにより汗をかくのかと推察します。
汗をかくのも赤ちゃんの大事なしごとです。繰り返しになりますが、どんなシチュエーションでも、汗をかいたら濡れた衣服を脱いで体を拭いて、新しい衣服に交換しましょう 。あまりにぐっしょり汗をかいたらシャワーを浴びてローションなどで保湿をしましょう。
ヘルメットを被っていれば服と同じケアになります。ヘルメットを外して頭を拭いてクッションを交換してヘルメットを再装着します。
これからやってくる汗の季節、大人もこどもも一緒に乗り越えていきましょう!
杉浦 弘子ら、乳幼児の四季の汗に関する実態調査 2011 小児保健研究 70 巻