公開日:2025.01.20
最終更新日:2026.02.12

脳には神経細胞より神経線維の方が圧倒的にたくさんあるのですが、この神経線維は髄鞘(ずいしょう)と呼ばれる鞘(さや)で覆われています。
むき出しの神経線維より髄鞘で覆われた神経線維の方が電気信号は早く伝わります。
生まれてすぐの赤ちゃんの脳では、髄鞘で覆われた神経線維はまだ少なく、生後2年くらいまでに脳全体の髄鞘化が完成します。
この髄鞘は脂質と蛋白質でできていますので、髄鞘化が進むとその分、脳の水分量が減少していきます。
水分量が変化することを利用してMRI検査で脳の髄鞘化を捉えることができます。
特に1歳未満では髄鞘化が不十分なため成人のMRIと比べて見え方が違います。
さてさて、髄鞘化が進んでいない赤ちゃんの脳で水分量が多いということは成人の脳より重たい(比重が高い)はずですので、それを包む骨が薄くて柔らかければ、より変形しやすくなるのでしょうか?
孫と遊びながら、水風船が床に置くと扁平に歪むことをみて、そんなことを考えていました。
東京日本橋クリニック 医師 橋詰 清隆
